「ミセスワタナベ」とは?
相場の取引が薄くなり少ない注文でドルが下落する(円高になる)時間帯を狙い、ストップロスを狙う動きをミセス・ワタナベ狩りという。
こんな記述も見られます
相場を左右しかねない小口トレーダーの動向を指して言うようになったそうですが、欧米では逆張りする日本人を軽蔑して使う言葉でもあるようです
この記事の中でも
年初からの荒れ相場の中で、リスク回避の円高の流れを引きずって迎えた11日早朝、南ア・ランド/円ZARJPY=Rが急落した。節目だった7.0円に向けてジリジリと最安値を更新する中でストップロスを巻き込んで下げが強まり、日本の個人投資家にFXの強制ロスカットが発動され、大量の手じまい売りが出たと見られている。
このように、わざと仕掛けて個人投資家のストップロスを付けさせたかのような記述があります
最近は見かけませんが数年前まではFX会社の人の相場見通しなどのニュースで
「個人のストップがあるので、それを狙いに行きます」
というようなことを堂々と書いてありました
ひどい業界だなぁと思ったものです
実際にこれまではストップ狩りと言われるような、一時的に極端な価格を提示して個人にストップロスを付けさせるということが行われて来たようですが、近年はあまりこういう話は聞かなくなってきました。
モラルが整備されたのか、コンプライアンスの問題になってきたのか、それともお役所が仕事をするようになってきたのか・・・
いずれにしても為替市場の問題点は「取引所がない」ということでもあります
相対取引というのは、個人の投資家とFX会社との間の売買であって、株や先物のように市場取引とは違いますので、FX会社が提示するプライスが全てです
極端に言うとFX会社によって、価格が違っていてもいいわけです
世界的な為替の取引市場が出来ないものかなぁ~と
ごろごろトレーダーはいつも願っています
ただそれには大きな壁があるわなぁ~
それは・・・
ドルが基軸通貨ではなくなるかも知れない
ということです
だから市場が出来ないんですかね?
そーかも知れんなーー
だって、ユーロ円とか、本当はないんですよ!
これは合成通貨であって、
ドル円とユーロドルを掛け合わせてレートが決まっているのであって、インターバンクでは実際にはほとんどユーロ円としては売買されていないそうです
もしもユーロと円が直接取引されてユーロ円が本当にできてしまうと、困るのが基軸通貨ドルということになりますね
つまり・・・ドルの地位が低下することになりかねません
ドルなんてなくたってユーロと円が交換できるのなら、
ドルいらねーや
と言われかねません
そんなことになったらFRBという印刷屋さんの儲けが減るわなぁ~
あーそーかー、それで為替には市場を作ろうという動きがないのかな~っと妙に納得したのでありました
ドルいらね~と言って長生きした人はあんまりおりません
フセイン君とか。。。チャベス君はどういうおなくなり方をしたのかは知りませんが、かつてプーチン君との会談で「ワシらはあのインチキなドルを使うのはやめようや」と言っていたのを見たことがあります
「あららら。そんなこと言ったら長生きできませんで~」と思っていたら、近年おなくなりになられたようですが、寿命だったのかどうかは存じません
そういうこともありますので、そりゃ市場は作らせないわなぁ~と思うところであります